寒くなってきましたね。
睡眠時間を3時間で固定して生活をしているのですが、冬になると我が家のかわいい猫達が布団の中に入ってきてくれ、全身に4匹がぴっとりひっついて寝ているので起きるのがはばかられ、幸せな時間をもうすこし楽しもう、、、、と、いつの間にか二度寝をしてしまっている今日この頃です。
二度寝はちょーーー体に悪いので、みなさんもお気をつけください。
1発で起きる!
これが鉄則です。スヌーズ機能は壊してください。
理由は、眠りの状態から覚醒に向かうべく、朝方になると覚醒作用を持つ副腎皮質ホルモンの分泌が始まります。
このホルモンを合成するのに色々な栄養素が必要なのです。リンとかマグネシウムとかビタミンCとかその他諸々。
で、その栄養素を使って作り出した覚醒のホルモンが出て起きたのに、二度寝をすると、覚醒するのにもう一回副腎皮質ホルモンの分泌が必要になります。
がんばって栄養を消費して作り出したホルモンが1回分無駄になりました。
これを三度寝してしまったり、毎日当たり前のように繰り返せば、どうなるでしょうか?
栄養不足になるでしょう。そして副腎皮質ホルモンを作りすぎて副腎は疲労し、ホルモンを作り出すことが難しくなっていき、
結果として『朝起きれない』『疲れやすい』『気力や体力がない』なんてことになってしまうのです。
だから二度寝はダメです。1発で起きてくださいね。
詳しくは副腎疲労を調べて見てください。
前置きが長くなりましたが、猫はかわいいけど副腎疲労を助長させるということです。(え?)
福岡開催の様子
11/3の名古屋に引き続き、11/24は福岡での『現場へのビジョントレーニングの導入 LEVEL 1』が無事終了しました。
福岡会場も定員を超えるお申し込みをたくさんいただき、キャンセル待ちに回っていただいた方々とお会いできなかったのが非常に残念です。
会場は今回主催してくださった坂田幸範さんの施設のtorqueをお借りしました。
torqueは広くて綺麗で設備が充実していて、、、こんな環境でトレーニングができる方が羨ましい。
会場が広かったので、LEVEL2でのカバー内容の空間認知系のトレーニングも少しやりました。
空間認知とは?
私達は3次元空間の中で生きていて、物事を立体的に捉える必要があります。
足を踏み出す先に床があるのかどうかわからない状況は恐怖でしかないですよね。
空間の中で自分がどのように存在しているのかの認識が薄い人は多くいます。
どんな症状が出るかといえば、
- よくつまずく
- 球技が苦手
- 腰痛や肩こり
(サッカーで飛んでくるボールに対してヘディングシュートをするなんてのは高度な空間認知能力あってこそ)
(地面の高さの認識が自分の感覚と実際にズレがあり、毎歩足を踏み外す感じで強い衝撃が腰にかかったり、そのため自分を守るために筋肉を緊張させっぱなしで凝ったり)
もっとたくさんありますが、自分という存在が空間の中でどうなっているのか?空間におけるその他の物体は自分に対してどの様に存在しているのか?
を認識できていることが非常に重要なのです。
発育発達の足りない動作があったり(あまりハイハイせずに、すぐに掴まり立ちしてしまった など)、子供の頃から外でしっかり遊ばなかったり、目や耳、その他の感覚に刺激が少なく発達が足りない場合、最低限必要な空間認知能力の欠如が起こります。
↑AZCARE ACADEMYでご活躍の近藤拓人さん VS 後藤玄
具象的創造に関する神経生理学的な研究によると、ビジュアル化は視覚的ヒエラルキーのトップダウンアクティベーションに基づいているとのこと。
想像力(ビジュアル化)すると、普通の視覚的知覚とは反対の経路で情報が流れ、物や動物を大きくしたり小さくしたり、近くや遠くに想像すると、ビジュアル化の間、実際に物をみている時と同じように脳が活動します。
遊んでいるだけのように見えるでしょう(笑)
遊びも『何のために』『どのような意図があって』に評価が加わると、立派なトレーニングに昇華するのであります。
まず地面に置かれた3色の輪っかの位置を暗記します。
目隠しをして、相手の気配を察知して、斬ります!
振り下ろしていいのは1回のみ。
相手を斬った後、自分の位置を把握しているかどうかの確認として、3色の位置を答えます。
僕の考えの一番大切なこととして、『楽しくなければならない』ということがあります。
『面白くないこと』を『やらされている』内は、伸びないし継続できません。
全てにおいて言えることではないでしょうか?
ですのでトレーナーは楽しく行える工夫をいかに組み込めるかが腕の見せ所です。
そんな工夫を現場へのビジョントレーニングの導入では必死になってお伝えしております。
プログラムダイジェスト
<両眼視と抑制>
まずは左右の両眼で見ることができているか?ということ。
検査方法や、検査でひっかかったものに対してどういう介入をしていくのか?
うまく視線が一致していないなどの場合に両眼で見ると二重に見えたりするので、脳内で片眼の情報を消去してしまうことがあります。
これを抑制と言います。
抑制があると頭痛や肩こりを始めとして体に良くない反応がたくさん起こります。
筋出力も発揮しにくい(力がうまく出せない)ですし、体も硬くなります。(筋緊張↑)
<眼位と屈折異常>
視線のズレた状態である『斜視』、一見視線は合っているが、潜在的に視線のズレがあり、努力によって視線を合わせることができている状態の潜伏性の斜視である『斜位』の判断とその判断の練習方法。
近視や遠視などの屈折異常などを理解することで、まず見えないとはどういう状態なのか?を知ります。
眼鏡の理論を説明した後、眼鏡はだめだ!とお伝えさせていただきました(笑)
<眼の筋肉と神経、眼球運動の種類と、それが脳に及ぼす影響>
解剖生理学的なことを解説した後、クライアントの眼球運動をどのように評価するのかを。
眼球は脳の一部が体表に飛び出したようなものなので、眼球運動を見れば脳の状態がよくわかります。
痛みも筋緊張も100%脳からのアウトプットなので、ここを評価して介入しないことには始まらないのですね。
<呼吸、重心>
視覚システムを制限なく稼働させるために必要なものとはなんでしょうか?
眼球は脳の一部として考えられます。発生学的にも。
ですので、絶対的に必要なものとして、
脳の活動に必要な
- 酸素
- 栄養(グルコース)
- 刺激(活性と抑制のバランス)
です。
そして頸部のマルアライメント(骨の配置が正しい位置からずれること)が外眼筋や前庭システムの過活動を引き起こしてしまいますので、その評価と改善方法。
重心や舌位や自己定位が視覚システムにどのような影響を及ぼすのか?を実際に体験してもらいました。
<色による影響>
色によって可動域や筋出力やその他パフォーマンスに大きな変化がでます。
ちょっと不思議な世界ですが、みなさん確かな変化に驚いておられました。
<現場での具体的な活用方法>
ここが僕が一番みなさんにお伝えしたいとこで、一番面白いところやと思ってます。
どんなタイミングで、どんなことを、どんな風に現場で取り入れていくのか。
- ウォームアップ・プレトレーニング
- リハビリ・治療介入中
- パフォーマンストレーニング中
- ストレングストレーニング中
- クライアントの自宅トレーニングの取り組み方
のそれぞれの場面に分けて、僕の普段の使い方などを紹介、実践しました。
<認知系トレーニング>
予期しない運動課題の成功により、高濃度のドーパミンが放出されます。
「ルーチンは創造性を駆逐する」をテーマにいくつかみんなで認知系トレーニングを実践しました。
やってて楽しいので、なかなか盛り上がるんです。
ビジョンの健全化を保つ日常生活の工夫や、その他諸々お伝えさせていただきましたが、やはりこの日も時間はおしました。
毎回時間通りに終了できずすみません。
youtuber坂田幸範
ちなみにtorqueの坂田幸範さんはYOUTUBERでもあるのです。
ケンコーTVという名前はクソださいですが業界の有名人である坂田幸範さんの非常にためになる情報を無料で知れちゃいます。
僕が学生の頃にこんなチャンネルがあれば遠回りしなかったのになぁ。。。
セミナー情報
現場へのビジョントレーニングの導入 LEVEL 1のスケジュールと詳細はこちら
12月22日の愛媛はまだ結構空きがありあすので、ビジョンに興味がある方はこの機会にぜひいらしてください( ´ ▽ ` )ノ
再受講制度
もう一度受けたいというお声を何人かからいただきましたので、再受講制度を設けました。
最受講は10,000円で、テキストも毎回アップデートしておりますのでもちろんテキストも付属品もお付けしております。